2006年 06月 30日 ( 1 )

 

交流戦総括 その2

間が空きましたが、前回の続きです。

中日ドラゴンズ:交流戦前は3位につけ、虎視眈々と首位を狙っていましたが、昨年大きく躓いた交流戦を4位と好成績で乗り切り、首位に躍り出ました。不動のリードオフマン・荒木がケガで離脱しながらも、福留の大爆発もあり、打線は交流戦前に比べ1分ほど上がり、1試合平均4点と得点力は衰えませんでした。それに加え、他の11球団を大きく引き離すチーム防御率2.07。驚異的な数字が投手陣が好調だったことを示しています。特に交流戦でブレークした佐藤充は5勝無敗で防御率0.91と圧倒的な数字を残し、日本生命賞を受賞し、先発ローテーション入りに名乗りをあげました。この投打の噛み合いが続いていけば、セ・リーグの首位独走も見えてくると思います。

福岡ソフトバンクホークス:昨年は11の貯金を荒稼ぎした交流戦でしたが、今年は4つの貯金で終わりました。とは言え、バティスタ・城島と主力選手を手放し、選手の若返りを図りながらの戦いでこの順位なら十分とも言えるでしょう。打っては松中が4割越えの打率を残し、エースの斉藤が5勝をあげ、主砲とエースが好成績を残し、ペナントレース再開に向けて良い材料が揃いました。開幕から使い続けたルーキー・松田が調子を上げられずファーム落ちしましたが、変わりに田上が代打で台頭。着々と若返りも進んでいるようです。ペナント再開後は、交流戦で台頭してきた戦力がそのまま活躍を続けられれば、首位も十分狙えるでしょう。

西武ライオンズ:去年は5割で終えた交流戦でしたが、今年は3つの貯金を作ることに成功しました。特筆すべきはカブレラ。55本塁打のシーズン本塁打タイ記録を持つ大砲がホームランだけでなく、右打ちもして、安打を量産。.377の打率を残し、リーグの打撃三部門全て上位につけ三冠王も十分狙える安定感を見せました。また、ホームゲームで13勝4敗1分けと圧倒的な強さを見せました。しかし、ビジターで6勝12敗と大きく負け越し、ビジターでの戦い方に課題を残しました。ペナント再開後も安定した強さを見せると私は予想します。プレーオフ進出はほぼ確定と見ています。

北海道日本ハムファイターズ:2つの借金を作る結果となりましたが、10の借金を作った去年に比べればはるかにマシな成績を残しました。坪井のケガによる離脱で完全に1番レフトの座を奪った森本の成長、2番セカンドに定着した田中賢と俊足巧打でバントも出来るイヤらしい1,2番コンビが誕生し、打線のチャンスメーカーとして活躍し始め、投手では武田勝、クローザーに座ったMICHEALが抜群の安定感で後ろをきっちりと抑えることができるようになり、投打に「勝ちパターン」的なものが出来たのは大きな収穫だったと思います。先発投手では新人の八木が大活躍を見せ、将来性の高い選手も多いことから、数年先には黄金時代を築き上げるかもしれません。現段階では首位を狙うのもムリではなさそうですが、ちょっと厳しそうです。しかし、プレーオフ進出に関して言えば、十分射程圏だと思います。

東北楽天ゴールデンイーグルス:同率7位は去年の低勝率(.306)にくらべれば大進歩。リーグに眼を移しても、5位オリックスの背中が見えてくるなど、最下位脱出も現実味を帯びる結果となりました。特に交流戦後半は勝ちパターンが確立し、4カード連続で勝ち越すなど、チームとしての成長が伺えました。クローザーの福盛の安定感は抜群で、今のところリリーフ失敗はなしと信頼は抜群。一度は解雇されながら野村監督の意向で再契約してもらえた小倉もセットアッパーとしていい仕事をし始めました。リリーフ陣が踏ん張れるようになったので、後半の楽天は非常に1点差のゲームに強かったです。また、打線は中日から移籍の鉄平が大ブレーク。1番や3番をこなし、チャンスメーカーとして機能しました。4番のフェルナンデスは大爆発。12ホーマー37打点と4番として文句のつけようのない成績を残し、山崎も勝負強さを発揮し、他球団にも劣らぬ打線になりました。この調子で後半戦も勝ち星を増やして、最下位脱出、あわよくばプレーオフ進出を狙って欲しいものです。

広島東洋カープ:借金を4つ増やしてしまいましたが、去年の借金13を増やすよりかは良い成績を残しました。また、1点差ゲームに7勝7敗となかなか健闘しました。打撃陣では井生、末永、松本と活きのいい若手が出てきて、故障離脱した緒方を脅かすまでになるほど成長。チーム内の競争も激しくなり、チームの基礎力もついていくと思われます。梵が開幕時に比べはるかに成長し、東出が打撃開眼と明るい材料がそろい、打線に関しては若い力が故障者の穴を埋め、健闘しました。投手陣では永川がクローザーとして活躍を見せ始め、後ろの安定感も開幕時に比べれば抜群に成長しました。あとは先発のコマ数が揃えば後半戦に大きな巻き返しがあるかもしれません。

横浜ベイスターズ:去年は2つの貯金を作った交流戦でしたが、今年は6つの借金を作り、苦しい戦いになってしまいました。とにかく、主力打者に故障が相次いだのが痛かったですね。多村・佐伯、そして交流戦前にブレークした吉村らが相次いで離脱したのは痛いとしか言えません。エース・三浦を中4・5日で登板させるなど苦しい台所事情も露呈しました。3連敗が2度、4連敗が2度、5連敗が1度と大型連敗が連発したのにはそんなところに理由があるとしか思えません。4番に座った村田の打撃開眼と石井の2000本安打(交流戦打率.324)くらいが明るい材料でしょうか。後半戦の巻き返しに期待しましょう。

読売ジャイアンツ:去年は4つの貯金で4位につけた巨人でしたが、今年は借金10と大失速。4月・5月で作った貯金12はあっと言う間に2つにまでは減ってしまいました。とにかく原因は主力の相次ぐ故障でしょう。小久保・高橋由・阿部と主力中の主力が抜け、それをカバーしていた若手の成長頭の矢野も離脱。スターティングメンバーには1軍半の選手の名前ばかりが並びました。二岡と李が打ちまくりはしたものの二人での得点力など高が知れています。苦肉の策と木村を広島から獲得したりしましたが、層が薄いという感は消えません。エースが投げても勝てず、守りではミスを連発。打線は二岡と李しか打てないと、あまりに苦しすぎる状況で且つ、前半戦良かったパウエル・内海・西村も成績が下り坂ともうどうしようもない状態です。後半戦の巻き返しがあるかは微妙ですが、とにかく主力が全部揃わぬうちは優勝戦線に絡むのはまずムリでしょう。

オリックスバファローズ:去年は一つの貯金を作り、粘りを見せた交流戦でしたが、今年は12の借金で単独最下位に沈みました。主力の内野手(平野、阿部真など)がケガで離脱、北川もケガを押しながらの出場で、中村ノリは大不振。得点力・守備力で他の球団に大きく水をあけられてしまいました。挙句に、マグレでサヨナラ満塁ホームランを打った清原を4番に据えて打線の低調に拍車をかけてみたりと、中村監督の意味不明な采配も敗戦の原因の一つではあるでしょう。自分の都合で出たり休んだりをする清原なんかをベンチに置いてるからこうなるんですよ。ムードは最悪、打線のブレーキにはなるし、守備も出来ない上に走れないと、こんなポンコツを置いておく意味があるのかまったく分かりません。投手陣も守護神の大久保がファーム落ちするなど、厳しい状況でした。ルーキーの平野やエースの川越、ベテラン・吉井は頑張りましたが、3本だけでは話になりません。リリーフに大きな不安を抱えていて、後半戦の巻き返しもあまり期待できません。楽天の足音が聞こえてきた今、本当に踏ん張らないと最下位転落も十分あると思います。


ま、飽くまで個人的な感想って言うか、意見なんで、意見の一つとして聞き流してください。

それではまた。
[PR]

  by crazytigersfan | 2006-06-30 23:31

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE